こんにちは、あらんです!
オーストラリアでセカンドビザの取れる仕事を探している時に、ストロベリーファームの求人をよく見かけるけど、実際に働きやすい環境なのか知りたい。
カブルチャー(Caboolture)のストロベリーファームで働こうか迷っているが、よくない噂を聞いた。。。
以上のような悩みをお持ちの方は多いかと思います。
そんな方へ向けて、カブルチャーのストロベリーファームで現在働いている僕が、体験談ベースで実態をお伝えします!
この記事は以下のような人におすすめ!
- オーストラリアでセカンドビザを取れる仕事を探している。
- カブルチャーのファームについて、実際に働いた人の体験談が聞きたい。
- カブルチャーのストロベリーファームで働こうか迷っている。
結論から言うと、カブルチャーのストロベリーファームはおすすめしません。
「【5つのファームで働いた】オーストラリアファームジョブ求人のおすすめ探し方6選」でオススメのファームの探し方を紹介しています。
優良ファームを見つけたい方はぜひ参考にしてみてください。
カブルチャーのストロベリーファームとは?(評判が悪い?)
オーストラリアに来てセカンドビザを取るための仕事を探していると、カブルチャーにあるストロベリーファームの悪評を聞いたことがある方は少なくないと思います。
ヘブルチャーと言われたりもするそうですね。笑(ヘボが由来かと僕は思っていたのですが、HellとCabooltureを組み合わせた造語らしいです。)
ただし、カブルチャーの求人は、日豪プレス・チアーズ・Facebookなどでよく見かけます。
さらに、カブルチャーはブリスベン(クイーンズランド州(QLD)最大の都市)から電車で1時間のところにありアクセスも良いです。
なので、悪い評判を知っていてもカブルチャーのストロベリーファームで働こうと考える方も少なくありません。
僕もそのうちの一人でした。
悪い評判はよく気くけど、連絡してみたら雇ってくれるとのことだったので、とりあえず行ってみるかという感じで全然仕事が見つからないケアンズから、はるばる飛行機に乗ってやってきました。
正直、今では事前にもっと調べておけばよかったと後悔しています。
皆さんが僕と同じような後悔をせずに済むように、
- カブルチャーのストロベリーファームで働くメリット
- カブルチャーのストロベリーファームで働くデメリット
- カブルチャーで働く場合のアドバイス
をお伝えしていきたいと思います。
カブルチャーのストロベリーファームで働くメリット
悪い評判の目立つカブルチャーですが、いくつかメリットもあるのでご紹介します。
1: 求人が多い / 雇ってもらいやすい
早速、仕事内容とは関係のない話から始まって申し訳ないのですが、カブルチャーの評判が悪くてもこれだけ人が集まる理由は一つです。
求人が超多いんです。
先ほども少し触れた通り、日豪プレス・チアーズ・JAMS.TV・Facebookなど日本人がオーストラリアで仕事を探す際に使うサービスでよく見かけます。
カブルチャー近郊の、Elimbah(エリンバ)・Morayfield(モーレイフィールド)・Burpengary(バーペンガリー)のエリアでも募集されていますが、この辺りもカブルチャーとひとまとめに考えてokです。
これらの求人に連絡してみると、割とすぐに雇ってもらえます。
雇ってもらえた後、仕事がもらえるかは別の話ですが、雇ってもらいやすいこと自体はメリットと言えるでしょう。
2: ポッドキャスト・ラジオ・音楽・本などを聞きながら作業ができる
ポッドキャスト・ラジオ・音楽・本などを聴きながら作業ができる、これが僕的には一番のメリットです。
基本的にファームでの仕事は、1日中苗を植えたり、イチゴを取ったりなど超単純作業です。
そのため、体は疲れるけど、基本的に暇なんですね。
なので、僕は英語のポッドキャストを聴いて勉強しながら仕事をしています。
普段聴いているものは、「【無料!】おすすめの面白い英語ポッドキャスト(podcast)3選」で紹介している番組です。英語を勉強したい方には超オススメです。
これができなければ、もう絶対に辞めてます。笑
(疲れた時には、お笑いのラジオを聴いて一人でニヤつきながらイチゴを取っています。)
他にも、音楽を聴きながらの作業している人が一番多いと思います。
注意点は、ファームでは電波がないことがほとんどなので、オフライン環境で聞けるようにしておきましょう。
音楽をオフラインで聴くなら、「Amazon Music Unlimited(アマゾンミュージックアンリミテッド)」がおすすめです。(30日間の無料体験もできる今のうちに一度試してみてください。)
最近いいかもなと思っているのが、「Amazon Audible(アマゾンオーディブル))」を利用して、作業しながら本を聴くことです。
仕事をしていると、なかなか時間をとって本を読んだりはできないですが、仕事中に本を読めれば時間がないという問題は解決します。
こちらも、30日間の無料体験があり、無料で聞ける本もたくさんあるので皆さんも一度お試しください。
(※無料期間で試して、いまいち気に入らなかった場合は解約を忘れずにしましょう。)
というわけで、単純作業をしながらポッドキャスト・ラジオ・音楽・本などを聞けるのもファームのメリットです。
3: 健康的な生活
ファームでの仕事は朝6時とかから始まるので、早朝4〜5時に起きることになります。
そして、仕事内容は基本的に肉体労働。
ピッキングの時期であれば、いちごを食べ放題です。
まあ健康になりますよね。
最近は仕事をしているという感覚ではなく、筋トレや健康体操だと思って働くことにしています。
4: ブリスベン(都会)に近い
ファームで働くということは、イメージできると思うのですが、基本的に田舎で働くということです。
田舎なのでまあスーパーもあまりなければ、娯楽もないでしょう。
ただし、カブルチャーはオーストラリア第3の都市といわれるブリスベンから電車で1時間のところにあるので、都会からあまり離れたくない人にとってはメリットでしょう。
カブルチャーのストロベリーファームで働くデメリット
ここからは、皆さんが気になっているであろうデメリットです。
世の中に蔓延っている、カブルチャーの悪評。。。
その実態に迫ります。
1: 仕事がない(現地の人から聞いていた話と違う)
仕事が全然無いです。
仕事をしにきているのに、仕事がないんです。
正確にいうと、僕がきた4月〜6月(現在)までは全然ありませんでした。
4月のプランティング(苗植え)の時期は全然よかったです。仕事時間は短いですが週に3〜4回ありました。
ただ、5月のカッティング時期になると、週に1〜2回、週に1回も働かない時もありました。
(僕はこの時期骨折していたので、どちらにせよ働けなかったのですが笑。なので、5月に関しては周りの人を参考にしています。)
6月に入って、ようやく週2回また安定して働けるようになってきました。
4月中旬にカブルチャーのスーパーバイザー(ファームでの上司に当たる人)に連絡して聞いていた話では、
4月中旬現在は週5で働いている。
4月末から5月の中旬にかけて仕事が減るから週2〜4回働くことになる。
その後は、また忙しい時期に戻る。
上記のように、聞いていました。
実際に来てみると、働く日数が聞いていた話と違いすぎて衝撃でした。
これでは家賃と生活費の方が、仕事でもらえるお金より多いので、毎週貯金を切り崩しながら生活している状況です。。。
オーストラリアに最初持ってきたお金では足りなくなったので、「WISE(ワイズ)」を利用して、何度か日本からお金も送金しました。
どうやら、ネットで調べているとカブルチャーでは7月あたりから本格的にイチゴを取れるシーズンが始まるとのことでした。
ファームに行くのであれば、自分が行くところがこれからシーズンになるのかは自分で必ずチェックするようにしましょう。
カブルチャーで求人を出している人の言うことは、信用しすぎない方が無難です。
2: 家賃と2週間のデポジットがきつい
カブルチャーのファームで働く場合、一緒に有料で住む場所も提供してくれることがあります。
この際に家賃に加え2週間分のデポジット(敷金)を払います。
デポジットというのは家の備品などを壊さなければ、基本的に返してもらえるのですが、家を退去したい際は2週間前に出る旨を伝える必要があるんですね。
そのため仕事がなくて家を出たいと思っても、2週間分のデポジットを返してもらうためには2週間待つ必要があり、その分の家賃はもちろん支払う必要があるので、結局収支はトントンになります。
別にスーパーバイザーが悪どい奴らだとはいうつもりもありませんが、
彼らにも生活があり家賃による収入を目当てに、そこまで忙しくない時期でも人を集めている可能性もあるので、ファームで働く際はデポジットのないバックパッカーズホステルなども考慮した方が良いでしょう。
3: 給料が削られている
僕は最低時給が保証されているファームで現在働いているのですが、給料が削られていることがあります。
初めての給与振り込み日に、あれ?なんか思ったより金額が少ないなと思ったんですね。
でも、まあ税金とかスーパーアニュエーションとか引かれたらこんなもんかなと思っていたんですが、念の為ペイスリップ(給与明細)をみると明らかに、先週働いた時間数より少ない時間になっていました。
計算すると、大体毎日1時間ほど減らされているようでした。
5月のある日に至っては、その日に働いた人たちの仕事が遅くて悪かったからファーマー(農家の人)がお金を払いたくないと言っている。だから、あなたたちの給与から引くと連絡が来ました。笑
で、でたーーwwww正直に給料払わんって言ってきた奴〜〜〜wwww薄々思ってた、給料削られてるの確定奴〜〜wwwwwww
衝撃すぎて取り乱しました。
というわけで、まあ最低時給が保証されていても、時間を削ると言う斬新なスタイルをとってくる可能性もあるので自分の働いた時間などは、ちゃんと確認しておいた方が良いです。
4: 気候 (朝は寒く、昼間は日差しが強い)
カブルチャー、早朝と夜はまあまあ寒い(6〜12℃)です。寝る際や働く日の朝方は冷えるのである程度防寒対策はした方が良いです。
逆に、昼間は暑い(20℃以上)うえ、オーストラリアの強い日差しの下働くので、日焼けを避けたい人は帽子や日焼け止めは必須でしょう。
あと、雨が降ろうと全然働くのでレインコートなどはあった方が良いです。
5: 仕事場の雰囲気が体育会系(主に上司たち)
雰囲気は体育会系の部活です。学校を卒業して以来、久々に怒鳴られる経験を味わえるでしょう。
基本上司は、ファームと契約している会社の韓国人なので、韓国語か英語での怒鳴られを聞くことができます。
一度だけ、ファームのボスのような人が怒鳴ってる日もありその日は強めの訛りがきいた英語での怒鳴られを聞けました。
最初は怒鳴られるの嫌だなぁと思いますが、まあだんだんなんかいつも同じこと言ってるなと笑えてくるので安心してください。
ちょっとうるさいと思ったら、イヤホンを耳にはめ好きなラジオ・音楽・本などを聞けば一発で解決です。
ぜひ、Amazon Music Unlimited(アマゾンミュージックアンリミテッド)やAmazon Audible(アマゾンオーディブル)などオフラインで聞いて楽しめるサービスに登録して準備しておきましょう。
6: アジアのカルチャー
僕が今働いているファームでは、韓国人・台湾人・日本人などアジア出身の人が9割です。
現場を監督している人(スーパーバイザー)は僕の知るかぎり全員韓国人で、まあぶっちゃけ職場やファームで働く人たちの住む家の雰囲気は日本とそこまで大差ないです。
もちろん、海外に来ている人たちなのでそこまで厳格ではないですが、年功序列のようなものを多少感じることもあります。
カブルチャーのファームで働くのであれば、オーストラリアにあるアジアに来るものだと思いましょう。
完全に英語環境だと困るという場合には、逆にメリットであるかもしれません。
まとめ: それでも、カブルチャーに来たい人は何を準備すべき?
カブルチャーのストロベリーファームで働くメリット・デメリットを紹介してきました。
じゃあ、結局オススメなの?という疑問が湧いてくる方もいると思います。
僕としては全くお勧めしません!!!
「【5つのファームで働いた】オーストラリアファームジョブ求人のおすすめ探し方6選」で優良ファームを探す方法を紹介しているのでぜひそちらを参考にしてみてください。
どうしてもカブルチャーのファームで働きたい方は、
- シーズンで仕事がある7月以降に来る。
- 車を買ってから来る(ワーカーを運ぶ必要があるので、優先して仕事がもらえます)
- デポジットのないバッパーに宿泊する(移動しやすい)
- 並行して別の仕事もする(ローカルバイト、リモートの仕事など)
- イチゴを早く取れる自信がある(何年ものピッキング経験がある、一番稼ぐ人だと時給50ドルは超えるらしいです。知らんけど。初めて働く人は正直絶対に無理です。。。)
上記のいくつかを満たしていれば一度働いてみるのもありかもしれません。
僕は、もう少ししたら忙しくなると聞いているのでそれを信じてもう少し辛抱して待ってみようかなと現在は考えている状況です。
(↑追記)全然忙しくならず、相変わらず給料も減らされていたのでブチギレて脱走しました。その際に、労働時間に対しもらってない給与をまとめ、フェアワークにも連絡するし、このファームの噂を撒き散らすと連絡したら未払いの給与やデポジットを含め700ドルくらい帰ってきたので、悪徳ファームで違法な扱いを受けた方は、泣き寝入りしない方がいいです。
(※今回書いたのはあくまで僕の体験談なので、カブルチャーにある全てのストロベリーファームが今回紹介したような感じであるとは限りません。もっと悪いとこもあれば、良いところもあるでしょう。できれば、実際に行っていた人が働いて良かったと言っているファームを紹介してもらえるとベストです。)
なかなか仕事が見つからない、シフトに入れてもらえずお金が稼げないという方、
スキマ時間にできる、オーストラリアにいる方向けの副業を「【スマホで簡単に時給17ドル!】オーストラリアでの副業(ワーホリ・留学生の方オススメ)」にまとめているので、ぜひご覧ください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
ボォォッッン!!!
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